「口福を、幸福に」

2019/05/10

 はじめまして。
 スウェーデン歯科こくふ 院長の内藤 禎人(ないとうよしひと)です。

 このたび、令和元年6月17日月曜日に、徳島県徳島市国府町にて、新しい歯医者さん、「スウェーデン歯科こくふ」がオープンします!!!

 スウェーデン?????

 なぜスウェーデンなの?って思っている方が多いのではないでしょうか?

 過去にわたしがスウェーデンで仕事をしていたという理由もあるのですが、なぜこのような名前のクリニックをオープンしたのかについてお話ししたいと思います。

 みなさんの、スウェーデンのイメージってどんなものでしょうか?

 北欧デザイン、IKEA、高福祉国家、金髪・・・・・

 サッカー好きな方でしたら、ズラタン・イブラヒモビッチだったり、IKEAに行かれる方は、ミートボールとかダーラナヘストなんかが思い浮かぶでしょうか。

 日本人にあまりなじみのない遠い国ですが、わたしはそのスウェーデンのマルメ大学というところに留学しておりました。

 四国から出て生活したことのなかったわたしにとって、これまで育った環境とはまるっきり異なる土地で、いろんな苦労はありましたが、違った文化に触れて成長を感じることができ、自分の人生においては間違いなくプラスになったと感じています。

 スウェーデンの歯科医療の中で重要視されているのが予防歯科です。スウェーデンには、何かがあってから歯科医院に来院するのではなく、何かが起こらないために歯科医院に行く文化があります。

 日本でいる時は、いかに上手く治療を行うか、はやく治療をこなすか、ということにとらわれがちでしたが、スウェーデンでの歯科医療に触れ、それだけではなくて、いかにむし歯をつくらせないか、歯を失わせないか、を考えるようになりました。

 先日、NHKの「ガッテン!」という番組で、歯磨きにフッ素を使用する利点と、スウェーデンで開発された新歯磨き法が特集されていました。ご覧になった方も多いと思います。このように、スウェーデンはじめ北欧諸国では、歯を守るためのシステム作り、研究開発が活発に行われています。予防歯科に取り組む人口が多いスウェーデンでは、80歳の残存歯数が日本の約3倍。健康的に自分の歯で噛める人生を送っている方が多いのです。

 わたしたちはこういった情報やスウェーデン式の適切で効果的な歯を守る手法を地域の皆様に伝え、将来的にスウェーデンと同等の口腔衛生状態にして、一生涯自分の歯で食事を楽しめるようにしたい!との思いで「スウェーデン歯科こくふ」という名前の歯科医院をオープンしました。

 これまで培った経験を最大限に活かしながら、みなさまのお口の健康を維持してまいります。適切な予防や治療から生まれる『口福』を、みなさまの幸福な人生へとつなげていきたいと考えております。

スウェーデン歯科こくふ 院長 内藤 禎人